木製玄関ドア

木製のドアをサンドペーパーで木地調整をし、「ドアニス」を乾かしながら3回拭き塗りをした。
きれいに仕上がったが、2ヶ月後、5時間くらい強い雨が降り、翌日気がついたら、薄く塗膜がとれ、透明が少しにごっていた。原因は何か。

 

「ドアニス」の密着不良が考えられます。
表面的には、きれいに塗れて、塗膜の密着に問題が無いように思えますが、基本的に塗膜が密着不良の状態になっていることがあります。

 

【密着不良の要因】

1.ドアの手入れを普段、ワックスで手入れしていた場合

ドア用ワックスには、2つのタイプがあります。

 ① ロウワックス:蜜ロウ、カルナバロウなど、「ロウ」を成分とするワックス
 ② シリコン系ワックス:シリコンを使ったワックス

①の場合は、ニスを塗る前に「ペイントうすめ液」やワックス除去剤などで丹念にワックスを落とせば、ニスが塗れるようになります。

②の場合は、シリコンの粒子が、ニス塗膜を形成する網目より細かいため、塗膜を通過して木地に浸透してしまい、ニスを再塗装する際にはじきをおこし、ニスが密着しにくい状況になります。
塗る際にはじき現象がおきなくても、きれいに塗れて乾いても、後に、シリコンが塗膜の中に上がってきて全体が白ぼけ、塗膜をもろくしてしまうことになります。
従って、シリコン系ワックスの上には、塗装しないように注意してください。

 

2.もともとUV塗装が施されていた場合

前の塗料が残っていて、その塗料がUV塗料であると、表面硬度が硬いため、サンドペーパーで研磨をしてもニスが密着しない可能性が高くなります。

 

以上のような2つの要因が考えられ、それによるドアニスの密着不良により、雨にあたることによって、塗膜が白くなり、剥がれの現象が起きたものと考えられます。 

4年前に木製玄関ドアに「2ウレタン」を塗ってうまくいった。
塗り直したいので、下塗り液1回、上塗り2回の塗装をしたいが、この塗り方で大丈夫か。

ドアの塗装表面の傷み具合によって、メンテナンス塗装の仕方が異なります。

【塗装表面の艶がなくなったり、白っぽくなっている程度の場合】

① 表面の汚れや、埃を除去する。
② 400番程度のサンドペーパーで研磨
③ 2ウレタン 上塗り液(1回目)
④ 乾燥  6時間以上 (20℃)
⑤ 400番程度のサンドペーパーで軽く研磨
⑥ 2ウレタン 上塗り液(2回目)

 

【表面の塗膜がなくなり、木地が露出してしまっている場合】

① 残っている塗膜を、240番程度のサンドペーパーですべて剥がす。全体に満遍なく研磨をかけ、木地を整える。
② 着色をする場合はこの時点で。ポアーステインで着色し、しっかり乾かす。着色しない場合は省略。
③ 2ウレタン 下塗り液(1回目)
④ 乾燥  3時間以上(20℃)
⑤ 400番程度のサンドペーパーで研磨
⑥ 2ウレタン 下塗り液(2回目)
⑦ 乾燥  3時間以上(20℃)
⑧ 400番程度のサンドペーパーで研磨
⑨ 2ウレタン 上塗り液(1回目)
⑩ 乾燥   6時間以上(20℃)
⑪ 400番程度のサンドペーパーで軽く研磨
⑫ 2ウレタン 上塗り液(2回目)

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